ブログタイトルにもしている通り、僕は九州の某地銀で銀行屋をやってます。
最近不景気でFPSプレイヤーにも安定志向の方が増えているのか、IRCのトークやsteamchatで、FPSのことを聞かれることより銀行のことについて聞かれることが増えた(これはこれで悲しいけど)ので、これから不定期ですが銀行が何やってんのか、それを入行6年目のペーペー行員がどう感じてきたかをつらつらと書いて行こうと思います。
※注意:メガバンクと地銀の役割はかなり違っています。ですのでメガバンクを志している方は参考になりませんので悪しからず。あくまでも上位地銀の預金・貸付・営業の主要3業務を経験したいち若手行員としての目線です。
一度に全部を語ることは出来ないので、以下の節に分けて書きます
1章:銀行って何やってるの?
2章:営業担当、預金担当、貸付担当のそれぞれの役割
3章:銀行の与信判断
4章:預かり資産(投資信託、保険)の販売←オマケ
まあこの辺が一般的に銀行を志す人が興味を持つポイントではないでしょうか。書いてる途中で思いつきで変えるかもしれませんが、今回は1章を以下に書きます。
【1章:銀行って何やってるの?】
銀行のコア業務はとてもシンプルです。一文に纏めると以下の通り
●一般個人及び法人から安いコストでカネを集め、それをなるだけ高い金利を取ってカネを必要としている一般個人及び法人に貸し出す。
これだけです。それに加えて近年は金融業界の規制緩和により、投資信託や生命保険の販売も行っていますが、それはあくまでも短期的収益を得る為の手段であり、本道は預金と貸出の二本柱です。
要はカネを集めて来たコストとカネを貸す時の金利。主にこの差で銀行は儲けてるわけです。
まあこんなことは常識だし面白くもない上に、銀行を志す若者が知りたいのは恐らく実務レベルでどんなことをやってんのか、どれくらい大変なのかだと思いますので、1章はこの程度でお茶を濁して〆たいと思います。
最後に一番言いたいことを付け加えることになりますが、僕が今回の一連の記事で書きたいと思っているのは、営業担当者の目線から見た『銀行の事業性融資の与信判断ってこんなことしてんだぜ!結構面白ぇだろ!』という部分なのです。
ですので預金窓口業務や貸付窓口業務はちょっと触れる程度にします。彼らは多少の実績に関するノルマはあるものの基本的に内勤の事務屋です。扱う商品も消費者向けローンや定期預金などの定型的なものに限定されており、自ら案件を組み立てるということはほぼゼロです。
実際に顧客と折衝し、百個あれば百個とも内容が違う会社に如何に貸すか。そういうことをやってる営業担当者の視線と立場を重視して2章~3章をその内書こうと思います。
あくまでもその内ね!!!
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