先日マウスをWMOからDRTCM12に乗り換えてから、メインマウスとして試合やDMで結構使い込んだので改めて詳細レビューをと思い書きます。
先日ちょろっと使った感想記事を書いたので、それと重複する部分が多いですがご容赦を。
シンプルにいい所と悪い所を箇条書きで書き出します。
【いい所】
・形状…フィット感は今まで使ったマウスの中で最高。DAやIEなどのエルゴ系デザインを一回り小さくした感じで、上記マウスでは不満だった右側面の引っかかりどころの無さによる若干の持ち上げにくさも改善されていて、満点付けてもいいレベル。
・重量…機能を考えればかなり軽量な部類と思います。4gamerのレビューによると94グラム程度(WMOは75グラム程度、IE3.0は102グラム程度、DAは115グラム程度)らしいのですが、全体が小ぶりに出来ている為か、数字以上に軽く感じます。IMOと同じくらいかなって感覚です。
・多機能…dpi調節400~1600(それ以上の解像度はエミュレーション)を100刻みで設定可能、ホイール手前のスイッチですぐにdpi変更可能。ポーリングレートも125Hz~1000Hzで細かく設定可能。
左右チルトと二つのサイドボタンを含めればかなりの設定可能ボタン数です。当然ながらdpi変更スイッチにも別のキー割り当ては可能です。
・センサー…Qck+では通常使用において問題となるネガティブアクセルは全く起きなかった。絶対にゲーム中は無理な速度でブン回したらちょっとだけ起きましたが問題無い追従性能です。
若干の直線補正が入っていますが、瞬時の180度水平振り向きでは水平な視線移動を補助してくれるし、微妙なAim時は出しゃばらない感じで、とてもいいレベルに調教されており、非常に使いやすいと感じました。他マウスと補正の強さを比較するとKINZU>>DA>>DR12>>DR15>>WMO,IE,IMOという感じです。
・表面加工…掌底が当たる付近だけツルっとしたプラで、それ以外はサラサラの表面です。DAの上面やKINZUと同様の感じで、多少の汗で不快な思いをすることは無いです。
・操作性…クリック感やホイールの回した感触は良好。左右クリックボタンの面積が前後に非常に広く、グリップの仕方の許容度がかなり高いです。
・マクロ機能、リフトオフディスタンス調整機能…実際使ってみると結構便利です。リフトオフが少ない方が好みな人は調整次第で相当短く出来るので使ってみるといいです。マクロ機能はかなり充実しており、FPSでの使い道は正直見当たらないけどMMO等では重宝しそう。マクロはマウス内のメモリに格納される為、別PCにポンと挿しても全く同様に使えるところも使う人にとっては便利だと思います。
【悪い所】
・前方のサイドボタンは、ガッツリ深く掴むような持ち方をしない限り指が届かないです。自然と被せる感じの持ち方の人は前方サイドボタンは無いものと思った方がよく、重要な操作をbindするべきではないです。
・ホイールの押し込みがやたら硬いです。僕は元々ホイール押し込み操作はゲーム内では使わないので構わないけど、使う人は往生すると思います。
・クリックの反応速度がWMOやDAに比して若干遅い。反応速度Frashで計測すると、WMOでは平均0.16~0.17で収まるのですが、DRTCM12は0.17~0.18程度と10ms程平均して遅くなりましたが、まあこの差は実使用で体感できる人間は居ないと思います。
【結論】
つらつらと長文を書きましたが、結論は先日書いたのとほぼ同様。
この軽さ、形状で良くぞこれだけの多機能を盛り込んだな、といった感じで、日本人のお家芸:小型軽量多機能化を上手くやり遂げてる感じです。FPSプレイヤーには是非オススメしたいし、マクロ機能や割り当て可能ボタンの多さはMMO,RTSプレイヤーにも喜ばれると思います。ダーマポイント?チョンゲーマー御用達ブランドでしょwみたいな先入観を持ってる人は、一度使えばきっと目からウロコが何枚も落ちるでしょう。僕も落ちました。
実際これ使い出してからかなりAimが安定してます。フィット感の良さ、軽さ、絶妙な補正が効いてるんだと思います。
決して安いマウスじゃないけど是非一度使ってみてください。
【ダーマポイント開発チームの梅村さん】
最後になりましたが、先日書いたDRTCM15を他のマウスと比べてみた宛てに、ダーマポイント製品開発室の梅村さんからコメントを頂戴していました。Bloggerの仕様のせいでスパム扱いされてしまってたので気付くのが遅くなってしまい申し訳ありません。まさかダーマポイントの中の人からコメントを貰えるとか思っておらず、とても嬉しかったので、全文載せておきます。
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初めましてダーマポイント開発チームの梅村と申します。
数あるマウスの中からDRTCM15をご利用いただきありがとうございます。人の手が千差万別である以上、どんなマウスにも一長一短があるのですが右サイドのオーバーハングに触れていただいことは大変嬉しく、製品上アピールしづらい小さなポイントではありますが我々が造形上拘った点でもあります。
あまり個人ブログで取り上げられることもなく嬉しく思わずコメントいたしました。
こんな辺境のクソブログを読んで頂いてありがとうございます。励みになりますので、暇な時があればまたコメントを下さい。
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